G8サミットが開催されている北アイルランド
ここは「北アイルランド紛争」の地。その紛争は1960年代から30年以上も続いたのです。
今もなおプロテスタント系の地区にはイギリス国旗、
カトリック系の地区にはアイルランド国旗が掲げられていて
その境界は「ピースライン」と呼ばれる高い壁で分断されているそうです。
「ピースライン」
争わないために、近寄らず。平和じゃないけど、ピースライン。
平和のために本当に必要なものは何でしょうか。
「壁」でしょうか・・・ それとも「愛」でしょうか・・・・
いいえ、壁も愛なのでしょうか・・・・
どんな愛だったら、いいのでしょうか・・・・
私が何度も繰り返し見る「アイルランド」というドラマにはこんなシーン
「私にとっての愛は 不幸でも一緒にいたい関係。
永遠を誓うより 今を一緒にいるほうがずっと大切。
あなたの言う愛は 永遠に幸せでいられる関係。あなたの愛は、平穏で暖かい愛だわ」
ということで、お互いの思う愛が違うということをやっとわかったと、穏やかに離婚に至るのですが・・・・
「あなたの愛になれなくてごめんね。」
「君の幸せになれなくてごめんな。」 という二人。
バックにはずーっとダニーボーイが流れています。
私たちは、時々、欲しい愛が、欲しい時に、欲しい形でやってこないことを経験します。
それでも、この二人のように 穏やかである道を選択したいものですね。
なぜなら、私たちはいつもいっぱいの愛の中ですから
アイルランドにもいっぱいの愛と平和が広がりますように
ああ私のダニーよ バグパイプの音が呼んでいるよ
谷から谷へ 山の斜面を駆け下りるように
夏は過ぎ去り バラもみんな枯れ落ちる中
あなたは あなたは行ってしまう
戻ってきて 夏の草原の中
谷が雪で静かに白く染まるときでもいい
日の光の中、日陰の中、私は居ます
ああ私のダニーよ、あなたを心から愛しています
すべての花が枯れ落ちる中、あなたが帰ってきて
もし私が既に亡くなっていても
あなたは私が眠る場所を探して
ひざまづき、お別れの言葉をかけるのです
私の上を静かにそっと歩いても私には聞こえる
あなたが愛してるといってくれたとき
私は暖かく心地よい空気に包まれるでしょう
私は安らかに眠り続けます
あなたが帰って来てくれるその時まで
日本語訳:http://www.worldfolksong.com/songbook/ireland/danny-boy.htmlより