富山へ戻る前に、ルーブル美術館展に行って来ました~。
25年前、パリのルーブル美術館に行ったとき、あまりの凄さに足がすくんで
すべての作品を見てまわることができませんでした。
生きているうちに、もう一度、訪れたい場所でもありますが・・・。
本当は国立新美術館のルーブル展に行こうと思っていたのですが、
電車の中で、偶然、上野でもやっていることを知り、変更。
今日は休日?というくらいに、美術館は混み合っていて
20代から60代、70代まで、本当に年齢を問わず、人が集まっていました。
富山には無い風景です。何なのでしょうね? 何が違うのでしょうね。
洋服や食品の地方格差はほとんど感じられませんが、
文化施設や精神、芸術ごとの地方格差はどんどん広がっているように思います。
レンブラント、フェメール、ルーベンス、プッサン・・・・・
聞くだけで、ワクワクしてしまうような画家達の傑作71点の出品。
1630年~1670年頃の作品を前に、
今、地球に生きている私たちは、キャンパスに描かれている人たちの
多くの犠牲と、愛によって、繋がれてきたもの・・・。
その素晴らしい写実は
「ああ・・この人達の人生があって、私たちは今、ここに生きている・・・」
そんなことを思わずつぶやきたくなるような空間です。
絵の前に立つと、布や髪の感触までが両手と喉のあたりいっぱいに広がり、
いろんな会話が聞こえてきます。
見ていても飽きない時間とは、こんなこと。
展示は1枚目 「川から救われるモーセ」という絵から始まっていました。
ナイル川のほとりで王女に救われ、手をさし上げるモーセ
偶然の出来事が、人の運命を変えているようでもあるが
それもまた、運命。
そんなことを思いながら、自分の人生をも省みていました。
簡単に、時間空間を越えることができ
人間の運命をも考える時間。
それは、瞑想の時間ですね。
描かれている女性は、
どれも本来の、女性性の美しさが表現されていて
少しでもあやかれるように・・・と 絵はがきを買ってきました 笑
みなさんも、足を運ばれてはどうですか?
Time is Art 時を忘れるひとときを・・・・・・。
帰りの日は、昨日の雨はなんだったの?というくらいに
いいお天気でした。
桜の季節が終わり、ツツジにバトンタッチ。
毎回、言いますが、富山のまちなかがいかに殺風景か・・・
ため息出ますねぇ。。。
人の笑顔で賑やかにしたいものです。