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七夕

7月7日 七夕

ハレ暦講座でしたぴかぴか (新しい)
テーマは13番目の月「宇宙の月」

存在、持ちこたえる、超える

普通の見慣れてきた世界も、摩訶不思議と言われ続けてきた世界も
その境目さえも消えゆく時間の訪れが
そう遠くはないことを感じた時間。

写真の白い繊維が見える和紙は、佐賀県の重要無形文化財になっている
肥前名尾和紙。
原料となる梶を有機栽培していらっしゃることを知り、お取り寄せしたものです。
梶の木は、諏訪大社のご神木にもなっている木ですが、
かつて七夕の日には、
その梶の葉に願い事を書いたと言われています。
木の部分からは、繊維を取り出し、糸にして織物を織っていたそうですよ。

今日は、その重要無形文化財の和紙や五色の和紙に
思い思いの祈りをしたためたハレ時間。

赤い筆は、ラジオでもご紹介した「鹿のまきふで」です。
春日大社で祝詞や願文を書くのに使われていたもの。

いいお道具を使えば、願いの内容も自然と変わっていってしまい
大きな宇宙の中の自分からの発信ですね。

いいご縁をいただき、梶の葉も、梶の繊維も皆様にご覧いただくことができてよかったです。

なぜ、「梶」なのか
その「梶」を手にしていた先人たちに思いを馳せ、その叡智を感じるには
見たり触れたりは大切ですからね。

銀河の同期を迎える2013年。
七夕の節句が、単に織姫と彦星の恋物語だけではないように
時間の叡智はそれ自体を知ることが目的ではなく、
私たちがある地点に到達するための通過点です。

旧暦の7月7日は、8月13日です。
今年は、特別な七夕になさってみてはいかがでしょうか。
素敵なハレ時間が綴られますように。

ハレ暦講座のお問い合わせは、ロイヤルプリンセスまでお気軽にどうぞ。

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