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富士山 世界遺産登録

富士山が登録されたのは、「世界自然遺産」ではなく「世界文化遺産」
自然遺産とは、鑑賞上、学術上、景観上、保存上、顕著な普遍的価値を有するもの
文化遺産とは、歴史上、学術上、芸術上、顕著な普遍的価値を有するものというのが定義。

国内では屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島は自然遺産
法隆寺、姫路城、白川郷・五箇山の合掌造り集落などは文化遺産です。

そして今回、富士山は文化遺産としての登録です。
名称も、「富士山」ではなく、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」と変更されています。

その意味を、じっくりと噛みしめたいものです。

当初、自然遺産としての登録を検討されたようですが、
そのゴミにひどさと、自動車道、登山道など開発が進みすぎていて、
自然が保全されていないなどの理由で申請すらできない状況だったと聞いています。

今回の世界遺産登録は、世界的に貴重な自然が残っていると認められたわけではないことの意味を
私たちは、一人ひとり考えることが大切だと思います。
おまけに、保全の状況を6年ごとにユネスコの世界遺産委員会に報告して、審査を受けることになり、
登録を取り消されているところもあるそうだとか。

繰り返しますが、富士山は景観の美しさが評価されたのではなく
富士山の信仰の対象と芸術の源泉が世界遺産となったのです。

これを機に日本人として、どんな意識を保全し続けるべきでしょうか。
今、ここから、何を大切にしていきたいですか?

もし、経済界が、世界遺産登録によって、観光資源の拡大につながり、
経済の発展を期待して喜んでいるとしたらとても残念なことです。
 
さっそく、環境保全のために入山料7,000円にするという話も出ていますが、
それでは観光客が減ってしまうとか、気軽に登山できなくなるという反対の声は
あきらかに、世界遺産登録の意味をわかっていないことになり、大丈夫かな。。。と
心配になってしまいます。

ワイドショーでも、「我らが日本の富士山が世界遺産に登録されました!」と報道していますが
真に、富士山を我らが日本の富士山と思うならば、
世界遺産とは、観光資源、経済資源ではないことも、ちゃんと伝えて欲しいですね。
そして、私たちがそれを認識しながら
その保全責任を負う一員として、何をしていくかを議論していく時間が生まれるといいなと思います。

写真は、上越新幹線の車内から見える富士山。
この山に宿るエネルギーが私たちの意識に何をもたらし、どう進化させてくれるエネルギーを保全しているのかを
感じる時間を持ちたいですね。

一人一人の、ハレ時間のためにも。。。
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