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いろんなドラマ

富山天文学会のメーリングリストに
手塚耕一郎さんとおっしゃる方のご紹介がされていました。
 
私は存じ上げないのですが、
手塚さんは、富山大学出身(富山大学天文同好会OB)で
卒業後は、毎日新聞社に入社なさったそうです。
 
在学中は立山で雪の研究をされていたと紹介されているサイトを見つけました。 
https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/mount27/details.php?blog_id=2
 
そして、今回の未曾有の災害
津波の瞬間を、その手塚さんが撮影なさっていました。http://mainichi.jp/select/jiken/graph/20110311/43.html 
 
別の取材で青森からヘリで東京に向かわれる途中
宮城県沖で地震発生を知ったそうです。
急遽仙台市内上空を撮影し、給油のため仙台空港に着陸したそうですが
パイロットが危険を感じ即座に離陸、その直後に津波が押し寄せたと
翌朝の朝刊に手記として掲載されています。
その後、ヘリの燃料がほとんどない中、約10分間上空から撮影を続けたと。
 
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/etc/pdf.html
3月12日朝刊の最後のページにあります。
手塚さんの撮影された写真がたくさん掲載されています。
 
手塚さんはその後現地に残り、写真を本社に送信し続けられたようです。
 
天文学会の会員さんたちは、
かつて、共に星空を眺めた仲間の活躍を
こんな形で知ることになったわけですが
面識のない私でさえも、何かこみ上げるものがあります。
 
星空を愛する感性をお持ちの手塚さん
災害の瞬間を目の当たりにしてどれほど辛かったでしょう。
 
すっかり立派な社会人として活躍なさっている手塚さんに
応援と感謝の気持ちを送りたいと思います。
 

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